Go言語とProtocのインストール: gRPC開発のスタートガイド

By quonta 4月 14, 2024

Go言語のインストールと設定

Go言語のインストールと設定は非常に簡単です。以下に、一般的なLinux、Mac、Windows環境での手順を示します。

Linux

  1. 最新のGoバージョンをダウンロードします。以下のコマンドを使用できます。
wget https://golang.org/dl/go1.16.3.linux-amd64.tar.gz
  1. ダウンロードしたtar.gzファイルを解凍します。
tar -xvf go1.16.3.linux-amd64.tar.gz
  1. 解凍したGoディレクトリを/usr/localに移動します。
sudo mv go /usr/local
  1. 環境変数を設定します。
echo "export PATH=$PATH:/usr/local/go/bin" >> ~/.profile
source ~/.profile

Mac

Homebrewを使用してGoをインストールすることができます。

brew install go

Windows

Goの公式サイトからインストーラをダウンロードし、指示に従ってインストールします。

以上でGo言語のインストールと設定は完了です。go versionコマンドを実行して、正しくインストールされたことを確認できます。

go version

これでGo言語の開発環境が整いました。次に、Protocのインストールと設定に進みましょう。.

Protocのインストールと設定

Protocol Buffers(Protobuf)は、Googleが開発したデータ交換形式で、protocはそのコンパイラです。以下に、一般的なLinux、Mac、Windows環境での手順を示します。

Linux

  1. 最新のProtocol Buffersバージョンをダウンロードします。以下のコマンドを使用できます。
wget https://github.com/protocolbuffers/protobuf/releases/download/v3.17.3/protoc-3.17.3-linux-x86_64.zip
  1. ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
unzip protoc-3.17.3-linux-x86_64.zip
  1. 解凍したbinincludeディレクトリを/usr/localに移動します。
sudo mv bin /usr/local
sudo mv include /usr/local

Mac

Homebrewを使用してprotocをインストールすることができます。

brew install protobuf

Windows

Protocol Buffersの公式GitHubリポジトリからzipファイルをダウンロードし、解凍します。解凍したbinディレクトリをシステムのPATHに追加します。

以上でprotocのインストールと設定は完了です。protoc --versionコマンドを実行して、正しくインストールされたことを確認できます。

protoc --version

これでProtocol Buffersの開発環境が整いました。次に、Go用Protocプラグインのインストールに進みましょう。.

Go用Protocプラグインのインストール

Protocol BuffersをGoで使用するためには、protoc-gen-goというProtocプラグインが必要です。以下に、一般的なLinux、Mac、Windows環境での手順を示します。

LinuxとMac

  1. Goのパッケージ管理ツールであるgo getコマンドを使用して、protoc-gen-goをインストールします。
go get -u github.com/golang/protobuf/protoc-gen-go
  1. protoc-gen-goのバイナリがインストールされたディレクトリを環境変数PATHに追加します。
echo "export PATH=$PATH:$(go env GOPATH)/bin" >> ~/.profile
source ~/.profile

Windows

  1. go getコマンドを使用して、protoc-gen-goをインストールします。
go get -u github.com/golang/protobuf/protoc-gen-go
  1. protoc-gen-goのバイナリがインストールされたディレクトリをシステムのPATHに追加します。これは環境変数の設定画面から行うことができます。

以上でGo用Protocプラグインのインストールは完了です。protoc-gen-go --versionコマンドを実行して、正しくインストールされたことを確認できます。

protoc-gen-go --version

これでGo言語とProtocol Buffersを使用した開発環境が整いました。次に、環境変数PATHの更新に進みましょう。.

環境変数PATHの更新

Go言語とProtocのインストール、そしてGo用Protocプラグインのインストールが完了したら、これらのツールをコマンドラインからアクセスできるようにするために、環境変数PATHを更新する必要があります。

LinuxとMac

  1. ~/.profileまたは~/.bashrcファイルを開きます。
nano ~/.profile
  1. 以下の行をファイルの最後に追加します。これにより、GoとProtocのバイナリがインストールされたディレクトリがPATHに追加されます。
export PATH=$PATH:/usr/local/go/bin:$(go env GOPATH)/bin
  1. 変更を保存し、ファイルを閉じます。

  2. 新しい設定を反映させるために、以下のコマンドを実行します。

source ~/.profile

Windows

  1. コントロールパネルを開き、システムとセキュリティ > システム > システムの詳細設定を選択します。

  2. 「詳細」タブを選択し、「環境変数」ボタンをクリックします。

  3. 「システム環境変数」セクションで「Path」を選択し、「編集」ボタンをクリックします。

  4. 新しいエントリとしてGoとProtocのバイナリがインストールされたディレクトリを追加します。

以上で環境変数PATHの更新は完了です。これで、コマンドラインからgoprotocprotoc-gen-goコマンドを実行できるようになりました。次に、gRPCのサンプルコードの実行に進みましょう。.

gRPCのサンプルコードの実行

Go言語とProtocol Buffersを使用した開発環境が整ったら、次にgRPCのサンプルコードの実行に進みます。以下に、一般的な手順を示します。

  1. まず、gRPCのサンプルコードを含むリポジトリをクローンします。ここでは、公式のgRPCのサンプルリポジトリを使用します。
git clone https://github.com/grpc/grpc-go.git
  1. クローンしたリポジトリの中にあるサンプルコードのディレクトリに移動します。
cd grpc-go/examples/helloworld
  1. Protocol Buffersの定義ファイル(.protoファイル)からGoのコードを生成します。
protoc --go_out=plugins=grpc:. helloworld/helloworld.proto
  1. サーバーのコードを実行します。
go run greeter_server/main.go
  1. 新しいターミナルウィンドウを開き、クライアントのコードを実行します。
go run greeter_client/main.go

以上で、gRPCのサンプルコードの実行は完了です。サーバーとクライアント間でメッセージが正しく交換されていることを確認できます。次に、gRPCサービスの更新と再生成に進みましょう。.

gRPCサービスの更新と再生成

gRPCサービスの更新と再生成は、サービス定義を変更した後に必要となる作業です。以下に、一般的な手順を示します。

  1. まず、Protocol Buffersの定義ファイル(.protoファイル)を更新します。このファイルは、サービスのインターフェースとメッセージの形式を定義しています。

  2. .protoファイルを更新したら、再度protocコマンドを実行してGoのコードを再生成します。

protoc --go_out=plugins=grpc:. helloworld/helloworld.proto
  1. 生成されたGoのコードは、サーバーとクライアントの両方で使用されます。これらのコードを更新することで、新しいサービス定義に基づいて通信を行うことができます。

以上で、gRPCサービスの更新と再生成の手順は完了です。これで、新しいサービス定義に基づいてgRPCの通信を行うことができます。このプロセスは、サービスの要件が変更されたときに繰り返されます。これにより、gRPCサービスは常に最新の状態を保つことができます。.

By quonta

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